第5回 AeroBlast Cup 使用構築 きあいのハチマキ威張るボルトスタン
2/8に開催された東京工科大学ポケモンサークル(仮)さん主催の第5回 AeroBlast Cup、シングルの部に参加してきました。結果は優勝。運が悪いと思う対戦が無かったという意味で非常に運が良かったと思います。特に準決勝は2-3の状況から最終的にガブミラーに賭ける立ち回りが一番勝率が高いという非常に苦しい対戦でした。
ワンチャン今後の真皇杯関連のオフなどで使用する可能性もありましたが、それが無くなったので非常に簡単に紹介しようと思います。〇〇どうするの?みたいな疑問が沸くことがあると思いますが、それはこっちが聞きたいくらいなのでそっとしておいてください。
ちなみにきあいのハチマキよりも粉、お香の方が期待値が高いらしく、きあいのハチマキは粉、お香が他に取られている時のみ採用されるアイテムらしい。また一つ強くなった。
:ポケモン | :技 | :技 | :技 | :技 | :持ち物 |
ボルトロス | 10万ボルト | めざめるパワー氷 | 電磁波 | 挑発 | オボンのみ |
ガブリアス | 逆鱗 | 地震 | 空元気 | 剣の舞 | 命の珠 |
ガルーラ | 猫だまし | 捨て身タックル | グロウパンチ | 冷凍パンチ | ガルーラナイト |
ギルガルド | シャドーボール | 毒々 | 身代り | キングシールド | 食べ残し |
キノガッサ | 気合パンチ | 岩石封じ | キノコの胞子 | 身代り | 毒々玉 |
スイクン | 熱湯 | 吠える | 瞑想 | 眠る | カゴの実 |
ボルトロス 図太いHB
ガブリアス 陽気AS
ガルーラ 意地HA
ギルガルド 控えめ色々振った
キノガッサ 腕白BS
スイクン 図太いHbs
クレッフィ無しの構築を組みたいと思ったもののガツガツ殴る構築の組み方が分からなくなっていたため、強いポケモンを並べ最低限のスペックを確保することしか意識していなかった。
ざっくりと個体解説
普通の図太いボルト。特にズルはしなかったものの期待通りの仕事と安心感をもたらしてくれた。スイクンや水ロトム辺りに突っ張りたいので試験的に10万での運用。ボルチェンだと厳しかった対戦もあったため悪くはなかった。電気+氷の範囲で崩せない相手を必ずと言って良いほど呼ぶので選出段階で優位に立てた気がする。
後述のガルーラが遅いため、100族近辺に確実に上を取れるポケモンが欲しかった。拘らずに火力がでる珠を持たせて一致技2つと火力増強の剣舞までは割とすんなり決まった。ラストは岩技、身代わり、炎の牙あたりが候補にあったものの、珠や呼ぶ相手のゴツメでかなり削れる、浮いてる奴に逆鱗を強制されるという理由から身代わりは無し。牙はピンポ気味であり打ちたい相手は積めば地震で事足りるという理由から試験的に空元気の採用。決勝はこれがハマった。鬼火に後出しする選択肢を持てる点、それによって崩したと思っている相手を崩せる点、望外な通りの良さに可能性を感じた。空元気を打った対戦は2回だったがいずれも身代わり、牙では勝てなかった。
209。本当は猫を炎のパンチで使う予定だったが1試合目始まってから個体のミスに気付いた。予選でナット入りに2回当たりため息しか出なかったが、出てきたナットはガブで何とかなったし猫を打つ場面はあったのでこれで良いのかもしれない。冷凍パンチは強かった。ガルドに等倍以上で入る技が無いとどうしても出しにくく感じるが、ガブが珠を持っていたこともありその点で選出を渋ることは無かった。ボルトをクッションにガブかガルーラで物理受けを処理(何かがおかしい)あるいは消耗させ、もう片方で抜くのが基本的な動きになっていた。
クチートを2発で落とせるとか。選出は驚異の1回。上3体が強すぎた感はある。それでも優秀な耐性を活かして相手の一貫を切ることが出来る点で強い。出した対戦ではこの構築でガルドしか果たせない一貫の切り方をしてくれた。
選出した2回とも後出しした時にそっちかという感想が聞けた。カバルドンが憎かった、胞子の一貫を切り悪、地面の一貫をほんのり和らげたかったというあまり前向きな採用理由ではないためやはり選出率は控えめ。性格は腕白ですけどね。1回は裏ゲンガーなら負けというところで寝たカバの前で気合パンチ打ったらゲンガー出てきて察し。もう1回は嵌められなかったけど上手くハマった。後述のスイクンに出てきたガッサに後出しし、胞子を無効化した時に6世代を実感した。HSメガゲンの身代わりを岩石封じで確定で割るためにはA182が必要だということを知り、苦笑い。
相手のガブ、マンムーに強く出たかった(必ずしも強くない)。このスイクンを選出する時は誤魔化しの意味合いが強く、積極的に詰ませに行ける構築は少ないという印象を受ける。そのため持ち物をゴツメにし明確な削りという役割を強引にでも持たせようと思ったが、この構築で唯一と言って良いヤミラミに抗える可能性を残しているためそれには至らなかった。
ぼんやりと総括
当日一切の筆記用具を忘れたため新しい方の対戦しか明確に覚えていないが、ボルトガルーラはほぼ毎試合選出した。メガ枠が1体であるためまずはガルーラを出せるかというところから選出を考えるが、如何せんガルーラは強いため、気付いたらガルーラ@2で相手をどう崩すかという考え方になっていて楽しかった(多分伝わらない)。
この構築の紹介に至った理由としては改善点の難解さが挙げられる。ほとんど下3体が理由で、何れも相手の低速を起点に崩していく型であるため役割が被り気味なのである。もちろん具体的には棲み分け出来ているのだが何だかスッとしない。また、この3体の内2体を選出すると遂行スピードが遅くなり、上3体との温度差を感じてしまう。そして何より、ボルトで電磁波を入れることをメインの処理ルートに据えている相手が多過ぎる。そこを弄ればあるいはと思っていたが上手く纏まらなかったため一つの限界を感じてしまった。
ここまで書いてきて特に真新しいものでも無かったなぁとは思いながらも、結果的に賞品を頂けて新しい構築案を実現できる可能性が出てきたためモチベは依然高いです。今後ともよろしくお願いします。
最後に運営の皆様、対戦して下さった方々、お話しして下さった方々ありがとうございました!とても楽しかったです!!!